顧客リスト・データを広告配信に活用・Facebook広告のカスタムオーディエンスの使い方

前回の記事「INTEGRAL-COREセグメントを利用したGoogle広告配信・Googleアナリティクス分析が利用可能になりました」では、CDP「INTEGRAL-CORE」とGoogleサービスを連携して広告配信する方法についてご紹介しました。

今回は、自社にある顧客データを使いもっと手軽に実施できる広告配信の方法としてFacebookの便利な機能をご紹介します。

CDPのセグメントを使った広告配信とは

多くのCDPは、蓄積した顧客データの様々な情報を組み合わせて、顧客(ユーザー)を「セグメント」と呼ばれるグループに振り分けて活用することができます。

◆セグメントに利用できる情報の例

  • Webサイトやアプリ上での行動データ
  • 属性情報(年齢、性別、メールアドレス、居住地域など)
  • 他システムから取り込んだ情報(メールの閲覧結果や購買履歴など)

このセグメント情報をCDPと連携している広告サービスやツールへ送信し、広告配信に利用できます。

CDPを使うことで、各システムなどから統合した正確かつ詳細な情報を元に、

  • 既存顧客へのリマーケティング広告配信
  • 対象セグメント類似ユーザーへのターゲティング広告配信による新規顧客獲得

などが可能になります!

Facebook広告のカスタムオーディエンスとは

では、CDPを導入していない場合でも利用できるFacebookの広告配信をご紹介します。

「カスタムオーディエンス」とはFacebook広告のターゲット設定のひとつで、広告のターゲットのリストを様々な条件で作成できます。

作成可能なのは下記の4種類です。

ウェブサイトカスタムオーディエンス ウェブサイトにアクセス情報を使って作成できるオーディエンスです。
モバイルアプリカスタムオーディエンス アプリでの行動をもとに作成できるオーディエンスです。
カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス 自社の顧客データ(カスタマーリスト)を元に作成できるオーディエンスです。
エンゲージメントカスタムオーディエンス 動画の再生など、Facebook上でのユーザーの行動を元に作成できるオーディエンスです。

顧客データを利用するカスタムーオーディエンスは「カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス」となります。

※上記および本記事の内容は2020/04/28時点での情報になるため、詳細や最新情報は公式ヘルプもご覧ください。

参考:カスタムオーディエンスについて

カスタマーリストのアップロード

リストの準備

本機能を使うためには、FacebookがFacebook上のユーザープロフィールと照合を行うためのリストを用意する必要があります。

このリストはCSVファイルまたはTXTファイルで作成し、Facebookへアップロードします。フォーマットが用意されているため、そちらに合わせてファイルを作成しましょう。

フォーマットファイルは公式ヘルプの「ファイルテンプレート」のリンクよりダウンロードできます。

参考:カスタマーリストを使ってカスタムオーディエンスを作成する | Facebook Businessヘルプセンター

・フォーマットファイル

列名は英語で、email(メールアドレス)、phone(電話番号)、fn(名)などがあります。対応表を参考に正しいデータを入力してください。

参考(対応表):カスタマーリストをフォーマットする方法 | Facebook Businessヘルプセンター

アップロード

Facebookのオーディエンス管理画面から、オーディエンスを作成 > カスタムオーディエンスを選択します。

カスタマーリストを選択します。

ポップアップ画面の案内に沿って進みます。
作成したカスタマーリストのファイルをアップロードします。

プレビューでデータのマッピングを行います。
正しくマッピングができているものには緑のチェックマークがつきます。
アップロードしたくない情報は、プルダウンで「アップロードしない」を選択できます。

データの確認ができたら「アップロードして作成」を選択し、下のような画面になれば完了です。

ここからさらに「類似オーディエンス」も作成できます。

アップロードしたリストはオーディエンスの一覧に表示されます。

カスタマーリスト利用の注意点

カスタマーリスト、つまり顧客データは、当然ですが個人情報です。

そもそものリストが、対象者の同意を得て作られており、広告配信への利用許可を得ているかどうかを必ず確認しましょう。Facebookにも注意書きがあります。

便利な機能ではありますが、顧客情報の利用には十分な注意が必要です。
Facebookのヘルプ、利用規約、自社のプライバシーポリシーなども必ず確認した上で入稿をしましょう。

まとめ

カスタマーリストを使った広告配信は精度が高いため、通常のターゲティングよりも高い効果を期待できます!
顧客のリストが手元にあれば、ぜひ試してみるべき配信方法です。

しかし、より精度の高い広告配信をするためにはある程度のセグメント化が必要になります。
顧客データがCDPに集約されていれば、「LTVの高い顧客に類似しているユーザー」や「特定地域の無料会員」、「直近◯日に特定の行動をしたユーザー」など、細かいセグメントを対象にした広告配信やアクションも可能です。

もちろん、CDPから生成したリストデータを使って、今回のカスタムオーディエンス機能を使うこともできます!

弊社のCDP「INTEGRAL-CORE」ではFacebookやGoogle以外のツールとも連携実績があり、顧客データの様々な活用方法もご提案可能です。
ご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。

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